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鬼滅の刃(全23巻)

投稿日:2020年12月31日 更新日:

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ちょいちょい漫画読むんてすけど、好きなもの語りたがりなのでレビューっぽいことをやってみようかと!

全巻読みました鬼滅の刃〜!
これだけ話題になるだけあって、やっぱり面白かったです。

あらすじ

大正時代、主人公は炭焼きの家系の13歳の炭治郎。
4人の兄弟と母を鬼に殺され、妹を鬼にさせられる。
鬼化した妹を人間に戻すために「鬼殺隊」に入隊。
仲間と共に鬼の始祖「無惨(むざん)」を倒すため戦う。

見どころ

基本的には家族愛だったり、絶望的な世界で「当たり前の日常」という夢や希望を望んで圧倒的な脅威と戦い続けるところだと思います。

その中でも個人的に感じたこの作品の魅力をベラベラと語りたいと思います

主人公(13歳)の精神面、完成されすぎ

主人公の炭治郎は妹を人間に戻すために命懸けで戦い続けますが、炭治郎以外の登場人物も基本的に皆家族想いです。鬼に家族や大切な人を殺されていたり、鬼から守るために戦っていたりします。

その中でも個人的に一番好きなのは、主人公に軸があって全くブレないことです。少年漫画には珍しい気がするんですが、この炭治郎くんはお話の中であまり成長する描写がありません。戦闘スキルはもちろんゴリゴリ伸ばしていくんですが、精神的に弱いところを克服していくみたいな展開がめちゃくちゃ少ないです。

考え方について多少人から学ぶことはあれど、精神面に関しては物語の最初から完成されているように思います。とても頑固で自分の考え方を曲げない男なんですが、生真面目な性格で、その心はとても暖かく優しいです。

道中、鬼が炭治郎や仲間達を襲ってくるわけですが、その鬼達は元人間であり、人間の頃の記憶を無くしています。かといってやっていることは殺人で悪であり、人間からは恐れられ憎まれる存在なのですが、主人公の炭治郎だけはそんな鬼達に同情します。死ぬ間際に記憶を取り戻した彼らに手を差し伸べます。

とにかく頑固ではっきりとモノを言うところがある反面、発想力や柔軟な思考力があったり物腰が柔らかかったりします。
なので、鬼化した妹を連れて反感を買いやすい立場であるにも関わらず、人を惹きつけ仲間達の心の中に存在し続けます。仲間の回想シーンでよく出てくることからそれがわかります。

炭治郎のひたむきに家族や仲間を想い、命を賭して生き抜くこの姿がめちゃめちゃイイ。

どんでん返しまくって先が読めない戦闘シーン

「こんな感じで勝つだろう」と思った段階から「マジ?死ぬじゃん」が3回ぐらいきます。笑

これを自分で言ってしまうと「はいはい笑」と思われてしまいそうですが、マンガや映画を見ていると先の展開が読めてしまう事が多いです。(その顔をやめて)
って言うのも「この作品は絶対先が読めない!」って謳われてる作品が好きで積極的に読んだり見たりしちゃうので、“先が読めない作品あるある”みたいなのが自分の中に蓄積されてしまってて、「これは本当に先が読めないから!」とか言っておすすめされちゃうと当てちゃって白けるレベルなんですよ。(だからその顔をやめて)

なんですけど、鬼滅は途中飽きなかったです。
敵がしぶと過ぎて戦闘シーン長すぎることがあるんですけど、長すぎる割には次の展開が気になってワクワクし続けながら読めました。
甘過ぎないからたくさん食べれちゃうカステラみたいな感じです。(逆に遠くなる例え)

テンポの良いギャグ、ジャンプらしくない絵、魅力的なキャラ

独特だなぁと思ったんですけど、シリアスなシーンでガンガンふざけてきます。なのに不思議と邪魔にならないのがすごい、というか、それで一貫してるからそれが許される作風にできている感じがあります。
万人受けする酢豚のパインみたいな感じです。(比喩なのに架空の存在を出す)

あとは絵柄が全然ジャンプじゃない。
うる星やつらや犬夜叉を描いてる高橋留美子を好きな妻(絵を描く仕事してる)が「この人高橋留美子先生好きだと思う」って言うぐらいだから間違いない。知らんけど。
しかしこの絵がまた上手いんだまた。最初は下手なのかと思ったんだけどそういう絵だった、むしろ途中で絵のうまさに気づいて最初下手だと思ったの恥ずかしくなったレベル。
たまに戦闘シーンがわかりにくかったりすることがあるんだけど、扉絵とか表紙とか良いシーンの絵がめっちゃ良い。感動できるシーンで絵が下手で萎えることってたまにあるけど、絵が上手だと感情移入しちゃうよね。没入感あるよね。

あとキャラが良い。敵味方どちらも。
良い作品は大体キャラクターがどいつもこいつも魅力的だったりするよね。完全にそのパターンだよね。内面がわかるストーリーを終えた頃にはそいつ好きになっちゃってるよね。
最初は柱(って言う鬼殺隊の中でも最強の9人)はビジュアルのクセが強過ぎて受け付けなかったけど、全然慣れた。むしろそのぐらいクセがあった方が登場人物増えていく中で覚えやすくて結果良かった気がする。

感想

読んで良かった!

人気の割に巻数も23巻と長くなくて読みやすいし。
話題になってる分抑えておく価値あると思うし。

最近映画の興行収入が歴代1位になったらしくて、千と千尋超えちゃったらしい。ジブリとディスニー越えるのはやばい。
テレビアニメ作品が元の映画でこの人気出たのコナンぐらいしか知らないし、ジャンプ作品で人気あった映画とかワンピースぐらいなんじゃないのかな?(後から調べたらやっぱその通りだった。興行収入ランキング:http://www.kogyotsushin.com/archives/alltime/)

そして作者の吾峠呼世晴さん歳がちけぇ。2つ上だ。すごい。
短編集出してるらしいから買おうと思う。
てか鬼滅の刃の外伝あるじゃんこれも買おうと思う。
もうマンガ描かない説浮上してるらしいからもしそうだったら悲しい。

あとこれ書きながら勉強して知ったんだけど、この記事の広告から飛んで24時間以内に注文すると利益になるらしい。すごい。ちょうど買おうと思ってる方いればどうぞ。

 

色々書きましたが反響あればまたやります、ご意見ご感想雑な絡みコメントなんでもお待ちしとります、では!

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