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将棋の魅力

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人間、好きなものほど饒舌に語れるものはないですよね。

ってことで将棋について語ります!

堀部の実力

3級と2級の間ぐらいです。

って言うのも、「将棋ウォーズ」というスマホアプリ内で実績残してお金を払えばちゃんと段位が取得できるようになってるんですね。本物の。そこで堀部はアカウント2つ持ってて3級と2級なんです。お金かけるほどでもないかと思って申請まではしてないですけど。

3級って言うと、目安としては「クラスで一番将棋うまいやつ」ぐらいの感じです。

そんで「将棋が好きな人の集まりに行くと一番弱いやつ」ぐらいの感じです。

なんでまぁ大層なことを語るにはちょっと足りない実力ですね。笑

 

将棋の魅力とは

将棋って人生なんですよ。はい。語りますね。

 

「参りました」と言わせるゲーム

このゲーム、相手の「王」という駒を取ったら勝ちのゲームと思われがちですが違います。

相手に降参させるゲームなんです。

パターンの一つは「詰み・詰む・詰ませる・詰んだ」とか言いますが、相手がどう動こうが絶対に王が取られることが確定した盤面(状態・状況)になったら「参りました」。

限界まで戦った場合です。

 

もう一つは「投了」と言いますが、勝ち筋が見えなくなり、負けるだろうと確信した場合に自発的に言う「参りました」。

“潔く負けを認めた”とも取れますが、人によっては“決着は見えているのにみっともない”と取るかもしれません。

 

勝敗のあるゲーム全般に言えるかもしれませんが、自分の弱さや負けを認めて反省点・課題点を抽出し、改善することで次に繋げる・活かす、勝てる可能性を高めていくことが学べると思ってます。

これを自分の弱さと捉えず「時の運」だと考えてしまうと、勝率が低い実力のままたくさん勝負を仕掛けて負け続けることになるわけです。

 

勝負事なんで負けると自分の場合めちゃくちゃ悔しいと感じるんですね。笑

絶対次は負けない、どうして勝ってやろうと考えるわけです。

 

因みに「え?その状態から挽回すんの?」みたいな逆転劇を見るとめちゃくちゃ面白いです。ここから諦めない力、逆境でも勝ち筋を探し続ける重要性を学べるとも思ってます。

因みに因みに、他の対局(試合のこと)終了のパターンとして時間切れや反則負けがあります。

 

努力しただけ力がつく

あとは努力する方法がちゃんと存在するのも魅力だと思ってます。

頑張ったら頑張った分だけ力になります。努力が結果になるって素敵。

「詰将棋(つめしょうぎ)」

相手がどう足掻いても必ず詰ませられることが確定している盤面から、その勝ちパターンに気付いてその通りに詰ませられるかの練習です。

パズルを解くような感覚でできるので、人によっては対局よりこっちの方が好きということもあるかもしれません。

これをやることで終盤の「勝てる可能性」を圧倒的に見逃しにくくなります。

 

「定石」を覚える

将棋には「こう来たらこう返す!」というパターンがあります。

自由にやっちゃダメなわけではなく、「これはこう返せば相手がどう足掻いても有利になる」という確定パターンです。

将棋は長い歴史があるんで、たくさんの人が遊んでたくさんのパターンの積み上げがあるわけですね。それで来たら「お!もらい!あざーっす!」となるわけです。

定石からは自分で積み上げるより先人が積み上げてきた知恵を借りて真似してしまった方が成長が早いという学びが得られます。

 

「肉を切らせて骨を断つ」損得勘定が大事

将棋って交渉の繰り返しなんです。(って考えるとめっちゃかっこよくないですか?)

順番に解説しいきます。

将棋って相手の駒を倒すと、その駒をそのままゲットできちゃうんですよ!
そして駒によって特徴や強さが違うので、相手の強い駒や欲しい駒を倒して自分の手駒にしちゃいたいわけです。

ポイントになってくるのは「相手の駒を取ったら2つ分の差が生まれること」です。
「20枚vs20枚」で始まって、1枚取ったら「21枚vs19枚」になるんですよ。

ね、2つ分の差が生まれますでしょ?

相手にできるだけ取られたくないし、できるだけ取りたいんです。
取れば取るだけ有利になります。

 

ここで大事になるのはですね、相手もそう簡単には取らせてくれないということです。

「ついうっかり!」みたいなことがなければタダで1枚取らせてくれるなんて事態は起きません。「歩(ふ)」という駒は1マス前に進むことができる駒なんですが、歩vs歩の戦いになった時に、先に目の前に出てきた方が取られます。ってことはお互い「あと1マス!」って状態で牽制し合って進まなくなるわけなんです!

そこで斜め後ろのマスに「俺っち斜め前に進めるんすよ!」って駒(例えば“銀将(単に銀とも言う)”)を置いておけば……

  1. 歩を差し出す
  2. 相手が歩を取る
  3. こっちが銀で歩を取り返す

という血で血を洗う交渉合戦になるわけです。

 

「手駒を相手に渡したとしても、自分に有利なフォーメーションに変えた方が有利になる」という考え方もあります。

これも損得勘定で、「駒2つよりもこいつを相手の陣地に攻め込ませた方が価値が高い」と思えばそっちを選ぶべきです。その後その駒が、渡した駒2つ分以上の働きをしてくれればOKなんです。

これこそ「肉を切らせて骨を断つ」ですね。

 

時間との戦い

将棋には持ち時間があり、それを過ぎると時間切れで負けるというルールがあります。

10分が多いと思いますが、短いと3分、長いと名人戦で9時間なんてこともあります。

一手につき10秒というルールもあります。ゆっくり考えられず、焦れば負けます。

 

そして、時間が限られているからこそ将棋が面白いとわかる台詞を小説「化物語」の登場人物「貝木泥舟」という詐欺師のおっさんが述べているので引用します。

「(将棋は)駒の数が決まっている。駒の動き方も決められている、盤面も画されている。何もかもが有限だ。つまり可能性が最初から限りなく閉じているのだ。これでは複雑になりようがなく、よってゲームとしては低レベルだ。だが、にもかかわらず、一流の騎士は、誰も彼もが天才だ。凡才であろうと極められるゲームを、天才以外は極めていない。どうしてかわかるか」

「わかんねえよ。なんでだよ」

将棋は速度を競うゲームだからだ。棋士同士の対局では必ず脇に時計が置いてあるだろう。そういうことだ、制限時間のあるゲームだからこそ、ルールが単純なほど盛り上がる。如何に思考時間を短くするか、詰まるところ、頭の良さとはスピードだ。どんな名人の手順であろうと、時間をかければ誰でも同じことができる……だから大事なのは時間をかけないことなのだ。

「…………」

将棋だけではない、人生もまた有限だ。如何に思考時間を短くするか、換言すれば、如何に素早く考えるかが重要だ。お前達より長く生きているものとして、ひとつだけ忠告してやろう」

「結構よ。あなたから受ける忠告なんてない」

戦場ヶ原はすぐにそう答えたが、貝木は「そう言うな」と、まるで取り合わず、

「あまり考えすぎるな。俺から見れば、己の考えに没頭している奴は、考えなしのやつと同じくらいに騙しやすい。適度に行動し――適度に行動しろ。それが――今回の件からお前達が得るべき教訓だ」

もうね、堀部の好きな「何かを人生の教訓にしようとする」のもやっちゃってくれてるので他は何も語ることが無いんですけどこの通りなんですよ。

 

大局観を持つ必要がある

はい、難しい言葉が出ましたね。

大局観って言うのは

大局観とは、ボードゲームに置いて、部分的なせめぎ合いにとらわれずに、全体の形の良し悪しを見極め、自分が今どの程度有利不利にあるのか、堅く安全策をとるか、勝負に出るかなどの判断を行う能力のことである。

Wikipediaより引用
の解説

物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断。

goo辞書より引用

まぁこういうことです。

損得勘定の話ですね、ほとんど。

投資とも似てますね。

目先の利益(駒を一つ取る)に拘らず、全体を通して勝つための動きをするのが大事です。

自分の強い駒を投げ打って、無理やり攻め込み、駒を取られまくって一見不利な状況から逆転するのめっちゃ気持ちいいです。

 

対局の振り返りが楽しい

iPadのアプリなんかで対局すると非常にやりやすいんですが、友達と対局してから「あの時のあの流れでこれやってたから勝てたよね〜」とか「あの時あれ気づかなかったら負けてたわ〜」とか「この時こうしてたら逆に負けてたかもしれないね」とかって会話をするのがなかなか楽しいんですね。

ただ楽しいって言うのもあるし、相手の戦略や戦術の幅を知れてお互いの勉強になるし、それを踏まえてもう一局もう一局と指したくなる……将棋って楽しいです。

 

将棋の魅力 まとめ

  • 自分の弱さを認めて次に活かすことで強くなれる
  • 逆境でも勝ち筋を探し続け、逆転勝ちすると気持ちいい
  • 努力しただけ力がつく
  • パズル要素
  • 戦略性・損得勘定・交渉力が試される
  • 時間との戦い
  • 大局観が磨かれる
  • 対局後の振り返りが楽しい
  • 勝っても負けても楽しい

将棋ほんとに楽しいですよ。

今までやってこなかったけどやってみたいって人いたら一緒にやりましょう!
オンラインでもできたりするんでコロナ対策バッチリです。

アプリなら将棋ウォーズがおすすめです。同じレベルの人同士でオンラインでマッチングされるのでストレス無いです。友達同士でもできます。是非やってみてください。

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